宅建出題科目の攻略ポイント

宅建試験が4科目から計50問が出題されるのは前出のとおり。では、どのような問題が出題されるのでしょうか。このページでは、各科目の出題内容と攻略ポイントについて述べていきたいと思います。

<宅建業法:20問出題>
宅建業法とは、不動産取引における弱者の買主や借り主(ユーザー)の保護
を目的に定められた民法の特別法であり、強者の売主(不動産業者)に適用
される法律です。
内容は、取引主任者制度をはじめ保証金や契約書、広告規制や報酬に冠する
規則など、不動産業務の根幹を成す知識が試されます。

 ★攻略ポイント★
なお、全50問中20問、試験全体の4割ものウェートを占める科目であるた
め、合格にはこの科目での得点が必要不可欠となります。

 

<権利関係:14問出題>
売主と買主はともに私人であるため、私人同士の取引における問題には民法
 が適用されます。また、民法ではカバーできない借地借家法、不動産登記法、
建物区分所有法などの知識が試されます。

 ★攻略ポイント★
出題範囲が広いことに加え応用問題も多く、大半の受験生が苦戦する科目で
すが、宅建業法に次ぐ約3割弱の出題数があるため、取りこぼしは厳禁です。
すべてを網羅するというよりも、近年の出題内容を分析し、出題される傾向
 の高い相続や抵当権などの項目を中心に効率的な学習をする必要があります。

 

<法令上の制限:8問出題>
都市計画法や建築基準法そして、国土理法計画法や土地区画整理法といった、
土地や建物を使用する歳の規則や手続きに関する制限の知識を問われます。
なお、それら法律で定められた数値が出題される傾向にあります。

 ★攻略ポイント★
建物の建坪率をはじめ、各法律に定められた基準や条件の数値を正確に記憶
 すること。この科目の出題傾向は例年明確であるため、過去問によりその傾
向を把握することで、ある程度確実な得点源となり得ます。

 

<その他の法令:8問出題>
上記3つの科目ではカバーできない、土地・建物、住宅金融公庫、統計・近
工事法、不動産鑑定基準、税金などと、広範囲にわたる知識を問われます。

 ★攻略ポイント★
出題の中心となるのは不動産所得税や固定資産税といった税金に関する問題
です。学習範囲が広いため、税金に的を絞った学習をお勧めします。
また、一般常識的に理解できる問題も存在しているため、数字が苦手だから
といってすべてを放棄し捨て科目とする必要はありません。

 

難関ではあるが1発合格も不可能ではない!

前ページでも紹介したように、FP(ファイナンシャルプランナー)や簿記とは異なり、宅建は年1回のみ実施される試験です。

どんなに学習を頑張ろうとも、その年の合格基準点(前ページ参照)に1点でも届かなければ、当然のことながら不合格となり、翌年の試験を待たなければなりません。

正直いって、モチベーションを翌年までキープすることは非常に難しく、誰もが途中で意欲が低下し、最悪、挫折してしまうというケースが多く見られます。そこで提案したいのが、1発合格です。

宅建を20%にも満たない難関の国家資格と述べましたが、だからといって1発合格が不可能なほど敷居が高い試験であるとは思わないで下さい。

もちろん、何ら不動産の経験に知識のない初学者の方であれ、効果的な学習を効率的に進めることが出来れば、1発合格も決して夢ではないのです。

事前に立てたスケジュールにのっとり、毎日しっかりと学習を継続すること。宅建試験に合格するためには、それしか方法はありません。では、次ページからは、いよいよ具体的な学習方法に関することについて言及していきます。